大阪市立小学校の校長先生の提言に賛同します

大阪市立小学校の校長先生が大阪の松井市長に対して教育政策についての提言を送ったとの報道がありました。
提言では、緊急事態宣言下の大阪市の「オンライン授業」の方針について、「学校現場は混乱を極め、何より保護者や児童生徒に大きな負担がかかっている。結局、子どもの安全・安心も学ぶ権利もどちらも保障されない状況をつくり出している」と述べられています。

他にも提言には、
「間違いなく、教職員、学校は疲弊しているし、教育の質は低下している。誰もそんなことを望んではいないはずだ。誰もが一生懸命働き、人の役に立って、幸せな人生を送りたいと願っている。その当たり前の願いを育み、自己実現できるよう支援していくのが学校でなければならない。」
「根本的な教育の在り方、いや政治や社会の在り方を見直し、子どもたちの未来に明るい光を見出したいと切に願うものである。これは、子どもの問題ではなく、まさしく大人の問題であり、政治的権力を持つ立場にある人にはその大きな責任が課せられているのではないだろうか。」
とあります。
これに対して、松井市長は「言いたいことは言ってもいい」としつつ、「ルールに従えないなら、組織を出るべきだと思う」などと述べたということでした。

松井市長の反応は権力によって真っ当な
主張を排除しようとするものであり、受け入れることはできません。

 

 


「学校は混乱極めた」 現職校長、実名で大阪市長を批判
https://www.asahi.com/articles/ASP5N6HGBP5NPTIL00F.html
大阪市立木川南小学校・久保校長の「提言」全文
https://www.asahi.com/articles/ASP5N6KWMP5NPTIL00R.html